舌が少し出る様子は休んでいるときなどにも見られますが、急に出したままになった場合や、しまいにくそうにしている場合は確認が必要です。
「舌をしまい忘れて出したままにする」が見られる場面
舌の先が少し出たまま眠っている様子は、くつろいで休んでいるときなどにも見られます。体の力が抜けて、舌が口の中に収まりきらずに出ていることもあります。ほかにも、歯が抜けたシニア犬や、小型犬・短頭種では、普段から舌が出やすいこともあります。ただし、見た目がかわいいからといって「問題ない」とは決められません。気にかけたいのは、今まで出なかったのに急に出たままになった場合や、しまいにくそうにしている場合です。歯が抜けた、口の中が腫れている・痛む、神経の問題があるなど、さまざまなことが関わっている可能性があるので、よだれ、食べ方、口の閉じ方、呼吸が普段と変わっていないかを確認しましょう。出たままの舌は乾きやすいため、新鮮な水を飲める環境も整えてあげてください。また、舌の色は犬によって違いがあるので、普段の色を知っておき、いつもと比べて変わっていないかを見ることが大切です。
「かわいい癖」と決めつける前に:口元と全身で確認したいこと
舌が出る様子は休んでいるときにも見られますが、急に出たままになった・しまいにくそう・色がいつもと違うときは確認が必要です。見た目だけで判断せず、呼吸や食べ方もあわせて見てください。
状況別の読み解き方
💬 うたた寝中や撫でられてうっとりしている時
くつろいで力が抜けていることがあります。呼吸が穏やかかどうかも、あわせて見ておきましょう。
💬 高齢になってから常に出るようになった
歯が抜けて舌の支えが減ったことが関わっている場合もあります。乾燥が気になるときは、保湿の方法を獣医師に確認しましょう。
飼い主ができる対策
1くつろいでいる様子と一緒に呼吸も見る
寝ているときに舌が少し出ているのは、体の力が抜けてくつろいでいるときにも見られる姿です。ただ、見た目だけで問題がないとは決められないので、写真に残すついでに、呼吸が穏やかか、口元に普段と違う様子がないかも見ておきましょう。
2舌の色は「いつもの色」と比べる
舌が見えているときは、色を確認するよい機会です。舌の色には犬それぞれの違いがあるため、普段の色を知っておき、いつもと比べるようにしましょう。紫っぽい・白っぽいなど、いつもと違う色に変わっているときは、体調の変化がないかも確認してください。
3乾燥のケアをする
出しっぱなしの舌は乾燥しやすくなります。新鮮な水をいつでも飲める環境と、部屋の加湿を心がけてください。乾燥がひどい場合は、獣医師に相談のうえで保湿の方法を確認するとよいでしょう。
4シニアの「歯が抜けて出る」は口の中も確認
高齢で歯が抜けると、舌を支えにくくなって出やすくなることがあります。歯が抜けた背景に歯周病などが関わっていることもあるため、口臭や食べにくさがあれば歯科のチェックを受けてください。
5「急に出たままになった」は受診する
これまで出なかったのに急に舌が出たままになった、しまいにくそうにしている場合は、口内の腫れや痛み、神経の問題などの可能性があります。よだれ・食べ方・口の閉じ方・顔の左右差を確認し、動物病院へ相談してください。舌を引っ張って口に戻そうとするのは避けましょう。
注意したいケース
⚠️ 舌の色がいつもと違う、呼吸が苦しそう、ぐったりしているといった様子があれば、様子を見ずに速やかに動物病院へ連絡してください。
まとめ
🐶 舌が出ていること自体より、急に始まったか、しまいにくそうか、呼吸や色がいつもと違わないかを見ることが大切です。
🐶 まずは普段の舌の色と口元の様子を知っておき、いつもと比べることから始めるのがおすすめです。
よくある質問
Q. 犬が舌をしまい忘れるのはなぜですか?
A. くつろいで顎や舌の力が抜け、舌が口に収まりきらずに出ていることがあります。小型犬や短頭種、歯が抜けたシニア犬では普段から出やすいこともあります。ただ、見た目だけで問題ないとは決められないので、急に始まった場合やしまいにくそうな場合は相談してください。
Q. 舌が出たままだと乾燥しませんか?
A. 出たままの舌は乾きやすくなります。新鮮な水をいつでも飲める環境と部屋の加湿でケアしてあげてください。ひどく乾いてひび割れるような場合は、獣医師に保湿の方法を相談するとよいでしょう。
Q. 舌しまい忘れで受診すべきケースはありますか?
A. 急に出たままになった場合と、舌の色がいつもと違う場合です。よだれや食べにくさ、口の閉じにくさ、顔の左右差を伴う急な変化は、口や神経の問題の可能性があります。舌が紫っぽい・白っぽいなど普段と違う色で、呼吸が苦しそうなときは、すぐに動物病院へ連絡してください。
関連する行動もチェック
この行動とあわせて見られることが多い行動です。あわせて読むと、休んでいるときの様子と比べやすくなります。
🐕 この症状が気になる場合は、まず普段との違いや体調を確認し、必要に応じて獣医師へ相談してください。
📚 参考:日本獣医動物行動学会(行動診療を行う動物病院の地域別一覧あり)/AVSAB(米国獣医動物行動学会)Position Statements
※本記事は一般的な動物行動学の知見に基づく参考情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の体調や行動に不安がある場合は、必ず獣医師にご相談ください。



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